ドローンメディア

【要チェック!】どういった事故が多い?ドローンの事故を分析してみた!

国土交通省から2019年度に起きた無人航空機(マルチコプター、ヘリコプター、飛行機)の事故一覧が発表されました。

年間で77件が報告されており、マルチコプターの事故は40件報告されています。

国土交通省に報告されたものの中から、マルチコプターの事故についてまとめましたので、ぜひご確認ください。

表には、ドローンを飛行させた目的、事故の原因、操縦者の経験についてまとめております。

また、事故を防ぐための対策についても書いてありますので、ぜひご一読ください。

マルチコプター事故のまとめ

事故についてまとめたものが以下の表になります。

事故の結果、大半のドローンは墜落または紛失しています。

パイロットの属性としては、個人がもっとも多く、次いで測量・点検業者が多かったです。

パイロットの属性 件数
個人 15
空撮業者 2
測量・点検関連業者 5
農業関連業者 2
ドローン関連業者 3
行政 2
研究機関 2
報道・映像 2
その他 7
合計 40

その他は、砕石業者や港湾関連業者、電力関連業者などです。

飛行の目的 件数
空撮 23
訓練 5
調査・点検 4
性能試験 2
農薬散布 3
取材 1
研究 1
趣味 1
合計 40
事故の原因 件数
制御不能 15
9
接触 7
目視外 4
通信途絶 2
バッテリー切れ 2
操作ミス 1
合計 40

制御不能は、エラーなどにより突然ドローンの操作ができなくなったものです。
目視外は、目視外飛行が原因のものと、ドローンを見失ったことが原因のものが含まれます。

パイロットの操縦経験 件数
不明 5
〜10 2
10〜 13
20〜 5
30〜 3
40〜 1
60〜 1
80〜 1
90〜 1
100〜 8
合計 40

100時間以上飛行経験があるパイロットの内訳は、100時間以上の経験がある人が6名、200時間以上が1名、400時間以上が1名です。

事故の被害については、40件の事故のうち、被害がなかった事故が36件、物件の損傷が2件、ケガが2件です。

ケガのうち一方は、擦過傷及び打撲、もう一人は右手中指の骨折となっています。

空撮を目的として飛行した際の事故が最も多いのは、ドローンを空撮に利用する機会が多いからだと推察されます。

事故の原因について

制御不能による事故

事故の原因としては、ドローンが突然制御不能になることが多かったです。

コンピューターで制御されているものなので、外部環境の急激な変化や経年劣化などによって制御不能になることは起こり得ます。

多くの場合は原因不明とされております。

風による事故

突風、強風に流されてドローンが墜落、紛失する事故は9件ありました。

地上と上空では気温、気圧はもちろん、風の流れが違い、確認することが難しいため、突風によって自動制御ができなくなることがあります。

強風の場合もセンサーによる姿勢制御が難しくなるため、ドローンへの負荷が大きくなります。

このような場合は、バッテリーの減少スピードが非常に早くなったり、空中でグラグラと揺れるため、一度着陸させた方がよいです。

トイドローン(200g以下で姿勢制御機能のない小さなドローン)などで練習している方はホバリングの難しさが分かるかと思いますが、ドローンを空中で留めるだけでも非常に難易度が高いです。

また、山奥などに行った際もGPS機能が切れて自身で操作しなければならないこともあります。

空中での姿勢制御ができない場合、パイロット自身の操縦技術がハッキリと出ます。

接触による事故

樹木や家の外壁、電柱や電線に接触し、墜落する事故が7件報告されていました。

ドローンの接触が起こり得る原因としては、目視外飛行、自動帰還機能、操縦ミスがあります。

目視外飛行については、基本的には行ってはいけません

空撮をしているとどうしても画面に映る景色に夢中になってしまいますが、常にドローンがどこを飛んでいるのか、周りに何があるのかを把握することが重要です。

ドローンを見失ってしまう事故も3件報告されています。(見失ったパイロットのうち、2名は100時間以上の飛行経験があるベテラン

100M近い上空に飛ばすと、太陽の光や雲などに紛れて自分のドローンがどこを飛んでいるのか把握できなることがあります。

慣れてきても、ドローンから目を離したり、目視外飛行をしないよう注意しましょう。

ドローンの自動帰還機能については、基本的には障害物センサーが働くようになっていますが、木の枝にぶつかったり、そもそもセンサーが反応しないなどのリスクがあります。

便利で楽な機能ではあるのですが、飛行練習も兼ねられるため、着陸まで自身で行うことをおすすめします。

事故原因から学ぶべきこと

ドローンの事故はどれだけ飛行経験が長くても起こります。

ドローンが突然制御不能になる、通信が途絶するなどは仕方がありませんが、それ以外の事故は事前の対策や訓練によって防げることが大半です。

飛行前の点検や、周囲の状況や建造物の確認、飛行中の天候の把握、バッテリーの残量やドローンとの距離をしっかりと確認し、見失わないようにすることが重要です。

事故を起こしてしまったパイロットの多くは飛行時間が10時間前後です。

空撮や趣味でドローンを飛ばす方は、事故リスクや点検方法、練習方法について、スクールで学ぶことをおすすめします。

国土交通省認定のドローン技能認定講習についてはこちら!

また、飛行機、ヘリコプターでの農薬散布時の事故は25件と非常に多く、2018年度に農水省に報告された事故件数は144件となっています。

飛行機、ヘリコプターでの事故は、電線や電柱の支線、樹木との接触がほとんどとなっています。

一方、マルチコプターによる事故は3件となっており、飛行機・ヘリコプターより安全に散布することが可能です。

この機会にドローンによる農薬散布を検討してみてはいかがでしょうか?

コスト面や安全性、操縦のしやすさや適時防除ができることなどメリットは多くあります。

業界最安値 農薬散布用ドローン ヘリオスアグリについてはこちら!

ヘリオスアグリ5の詳細
ヘリオスアグリ10の詳細

まとめ

今回はドローンの事故について分析してみました。

事故のうち20%が100時間以上の操縦経験があるパイロットによるものでした。

ドローンを飛行させる前に、事故リスクを抑えることが重要になります。

これからも飛行前の点検、飛行中の確認、講習内容の復習などを欠かさずに、事故のないフライトを楽しみましょう!

参考資料:
国土交通省「平成31年度 無人航空機に係る事故トラブル等の一覧(国土交通省に報告のあったもの)」
https://www.mlit.go.jp/common/001292055.pdf

関連記事一覧

PAGE TOP