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従来の農薬散布から、ドローンを使った最先端の農薬散布へ

今回は農薬散布用ドローンについて解説致します。

農薬散布用ドローンはその実用性から農家さんが導入することが近年多くなってきており、産業ドローン技術の分野において最も注目を集めています。

これまでの農薬散布について


農薬散布と聞くとやはりヘリコプターを利用する方法が一番に出てくると思います。

もしくは散布機を背負い、畑の中を歩き回る方法でしょうか。

都会に住む方にはイメージしづらいかもしれませんが、

農家さんの持つ畑は思っているより非常に広いです。

北海道の農家さんは平均で約20ha

北海道以外だと平均1.4ha程、農地を持っているそうです。(1haは100m x 100mの広さ。)

大体月2〜4回農薬を散布するそうですが、この広さ全てを散布するのはとても大変です。

これまでの農薬散布のやり方

散布機で散布する場合

散布機は重く、また農薬を吸い込まないように厚着をします。
頭から足の先まで覆った状態で、夏場に作業をするのは辛く危険かつ超大変であると容易に想像できます。

ヘリコプターで散布する場合

広さによっては無人ヘリコプターを導入する農家さんもいます。
1台1000万円は超えるので、金銭面の負担は大きいかと思います。

無人ヘリコプターですが、飛ばすのに2人くらいは必要です。

1人は無線で無人ヘリが畑から出ないように指示を出し、もう1人は操作がします。

指示を出す側の人は農薬がかかったりする恐れもあります。

また、無人ヘリは農薬も含めると80kgは超えるので、成人男性2人でも持ち上げるのは大変です。

ガソリンで動くこともあり、散布機で撒くよりは楽ですが、危険も伴う作業です。

農薬散布用の無人ヘリでは、ヤマハヤンマーが代表的です。

ヤマハのFAZER Rは16L x2のタンクを搭載しており、燃料タンクが5.8Lあり、2回連続でフライト可能です。

等間隔での飛行が可能で、オートクルーズ機能もついています。

重量は約80kgで、価格は1300万円

ヤンマーのYF390AXもおよそ似た性能で、重量も約80kg、本体のみの価格は1200万円

どちらも重く、高いですね。

農薬散布というのは、散布機で撒くにせよ、無人ヘリを利用するにせよ、重労働かつ危険なものだったのです。

散布請負業者に頼めばになりますが、1haあたり30万円ほどかかるようなので、

毎回頼んだ場合のコストは非常に大きいです。

農薬散布用ドローンは?

近年話題になっているドローンですが、産業活用する場合のファーストステップは農業向けだと言われています。

実際に様々な企業が農薬散布用ドローンを発表しています。

無人ヘリより安く、軽量化されています。

しかし、ほとんどの農薬散布用ドローンは高いです。

空撮用ドローンで大きくシェアを占めるDJI社の「AGRAS MG-1」は本体価格で180万円前後。

ヤマハのYMR-08はバッテリーや充電器が付いて280万円程。

これに加えてオプションや講習をつけて飛ばすので、結局2〜300万円はします。

そのため、東京ドローンプラスでは必要な機能を絞り、

本体、操縦機、散布機、バッテリー4本、充電器、メンテナンスキットなど、飛ばすのに必要な道具はつけています。

また、無料講習保険ヘリオスクラブでのアフターサポートもついています。

全て込みにして92万円(10Lの場合)です。

詳しくは商品ページをご覧ください:

ヘリオスアグリ 10

ヘリオスアグリ 5

ドローン本体の重量は8.9kg。 液剤の散布量は10Lで、約8分で1町歩に散布していただけます。

「誰でも飛ばせるドローン」をコンセプトの一つにして開発したものです。

操作も簡単で、無料講習があるので初めての方でもすぐに慣れていただけます。

ただ、ドローンは墜落するものです。

その日の気圧の変化を感知して制御はされていますが、落ちるときは落ちます。

実際、ヘリオスアグリの開発者は「日本で一番ドローンを落とした。」と話されています。

大切なのは、「どうすれば落ちないか」「万が一落ちた時にどうするか」を考え、しっかり備えておくことです。

まとめ


従来の農薬散布は、重労働・高コストが当たり前でしたが、

安全性、作業時間の大幅な短縮に加え、コストも削減していただけます。

農薬散布用ドローンの登場によって大きく改善されています。

まずはヘリオスアグリの商品ページを見ていただき、

疑問点などございましたら気軽にお問い合わせください。

どんなささいな質問でも丁寧にお答えいたします。

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